大阪高体連概要

昭和22年3月31日 学校教育法が公布、それによって学制改革が実施され、現在の高等学校は6・3・3・4学校制度の一環として新設された。
翌昭和23年4月1日より新制高校が発足し、同年6月28日には全国高等学校体育連盟が創設された。 大阪府においては、それまでの旧制中等学校体育運動連盟の組織を改組する準備がすすめられ、昭和23年4月の新制高校の発足と同時に、大阪高等学校体育連盟として創設された。

高体連マークの由来

上掲の大阪高体連旗は、昭和40年、大阪府下高等学校生徒の応募作品の中から選定されたものである。

左上方は全国高体連のマークであって、白で○と大阪を表わす。

右上方から左下方に次第に太く流れる青い線は水の都、大阪を象徴する淀川であると共に、若人の向上と力を意味するものである。

会長挨拶

本連盟は、昭和23年に、「體育(たいいく)運動を通じて高潔なる品格を養いスポーツマンシップを尊重する共に體育運動を愛好し進んで健康への習慣と知識と態度を養う」ことを目的として設立され、22の専門部で活動が始まりました。現在では全日制34専門部、定通制12専門部で構成され、競技の枠を越え、全専門部一体となり、各種大会の開催をはじめ、トップアスリートの育成等、大阪府のスポーツの振興や発展に大いに寄与しています。また、これまで多くの方々に支えられ、平成30年には創立70周年を迎えることができましたこと、心より感謝申しあげます。
 
さて、新型コロナウイルス感染症の猛威も収束し、今年度、北海道で開催されました全国高等学校総合体育大会(インターハイ)も4年ぶりに制限なしでの開催となりました。これまで様々な感染対策、安全な大会運営等にご尽力いただきました関係の皆様方にお礼申しあげます。また、様々な制限の中でも目標に向かい活動を続けてこられた高校生の皆さんに敬意を払うとともに、高校生の皆さんを支え続けてくださいました保護者ならびに学校関係者の皆様にも感謝申しあげます。

このような中、近年少子化が進んでおり、単独では大会に出場することができない学校が増えてきております。今年度よりインターハイでは、水球、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、サッカー、ラグビー、ソフトボール、アイスホッケー、ホッケーの団体9競技において人数不足による複数校合同チームの出場が認められました。高校生の活動機会を確保するためにも、このような社会課題に対し、本連盟としましても日々取り組んでいきたいと考えております。また、体罰やパワーハラスメントの根絶を推進するなど、高校生の皆さんが安全で安心な活動ができるよう、今後も取り組んでまいります。

結びに、各加盟校をはじめ、各専門部・競技団体、大阪府教育委員会など、多くの皆様のご理解やご協力を賜りながら、競技力の向上のみならず、高校生の皆さんが生涯を通してスポーツに関わり、豊かで活力のある人生を送ることができるように引き続き努めて参りますので、ご支援、ご指導のほど、よろしくお願い申しあげます。

大阪高等学校体育連盟
会長 溝端茂樹